革命国家が勝利に向かって前進する玉川上水のブログ

駿河南海軍工廠の後継。近現代史小説を中心に掲載。

Category :  スポンサー広告
tag : 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category :  ゲーム
tag : 

 HIJMS 大淀
「さて、このバカレビューも今回で六回目ですが、
 仁淀はまだ来ていないようです。
 ―――。
 遅いですね。
 何をやっているのでしょう」

 ガチャリ


「む、来ましたか」


「―――」


「―――」


「―――」


「……こ、これは鳳翔様。如何なさいました?」


「――あ」


「え?」

 ガチャリ


「やあお姉ちゃん! ――ってこの人は?」


「仁淀、あなたが呼んだのでは?」


「知らないよ」


「鳳翔様。あなたはこのようなところに居て良いお方ではありません。
 速やかに然るべき場所へお戻りくださいませんか」


「―――」


「―――」


「あれは、わたしが若かったころ」


(き、聞いちゃいねえよこの婆さん――!)

 


 ~八時間後~


「ようやくお帰りになられました」


「な、何だったの一体……」


「歳を取ると人が恋しくなるんでしょう。
 それよりも、このコーナーはまだ続くのですか」


「うむ! 勿論じゃよ、勘助。
 京の都には死骸が溢れ、人心は荒みきっておるという。
 いっこくも早く天下(てんが)を治め、京洛にわれら武田の旗をなびかせようぞ!」


「だれが武田信玄の無能な軍師ですか。
 それに戦国時代がやりたいなら、ヨーロッパユニバーサリスでもやっていなさい」
 


「あれ? 信長の野望じゃないの?」


「信長の野望?
 さてはシブサワの命令で、ここで私を待ち伏せていたのですね」


「え、ちょ、何す(バンバン)


 


「前回、イギリス本土を占領し、戦争は事実上終結しましたが、
 東部戦線の戦雲もにわかに動き始めたようです。
 現在、ソ連最後の防衛拠点・スターリングラードでは、毎日激戦が続いています」


「前にも言ったけど、ここが落ちるとソ連は終わりだよね。
 ソ連はスターリングラードを五年間(いまは一九四七年一〇月)死守してるけど、ここで押し返せないのかな?」


「まぁ、むりでしょう」

 


「何事が起こったのかはわかりませんが、先年には三百個師団近くあった兵力がわずか八十個になっています。
 ソ連の国土は広大ですから、これではないのと同じです」


「独ソ戦でソ連が勝ったのって、アルゼンチンプレイの時しかないんだけど」


「逆の報告もよく聞きますが、この世界では今回もドイツが勝ちそうですね。
 ソ連の敗北はもはや決定的です」


「さて、いまエルサレムでは、各国の首脳が一同に会して秘密会議を開いてるらしいので、その様子をどうぞ」


「筒抜けじゃないですか」



「アメリカ合衆国人民政府首班、ウィリアム・Z・フォスターだ。
 敬称をつけてフォスター様って呼んでね。HAHAHAHA!」


「アイヤー! ワタシが中国共産党首席、毛沢東同志あるねー!
 人肉うまい! うまいあるよー!」


「さて、国際的階級闘争を代表する俺たち二人が既に揃ってしまったわけだが、
 ミスター・ノサカはまだなのかね? 君?」


「はい。まだのようです。
 あ、私はスコットランド代表のイグナシオ・R・ドゥナチーと申しまして、
 若輩の身ながら、戦後のイギリス問題についてお話が」


「ああ、君はもう喋らなくていい。
 我々は多忙の身でね、悪いけどドアボーイの自己紹介まで聞いている暇はないんだ」


「え? いや、私はスコットランド政府を代表してですね」


「アイヤー! 何あるかこれは!
 ワタシにサルの生き血飲ますあるか!」


「毛君。それはサルの生き血ではなくてブランデーというお酒だよ」


「そうあるか。アメリカ人は物知りあるね」


「あの」

 ガチャリ


「やぁ諸君、お集まりのようだな」


「――! て、てめぇは宮顕! どういうことだ、日本代表はミスター・ノサカだったはずじゃ」


「同志野坂は急用で来られなくなったため、代理が行くことになったのだよ。
 それには首相の私が最もふさわしかろう」


「だかましいわ! だいたいテメェ徳田さんを差し置いて首相になりやがって、どういう料簡だ。この殺人犯が。おまえは警察に行け」


「な、何だと貴様! 不当な言いがかりは許さんぞ!」


「不当だと思うなら宮本リンチ事件でぐぐってみるんだな」


「ゲェーッ。
 どういうことだ。過去の犯罪は革命のどさくさにまぎれてすべて隠滅したはずなのに」


「バーカバーカ」



「なかなか始まりませんね」


「大国の打算が交錯する中では、小国の思惑などはこうも簡単に握りつぶされてしまうんだね……」


「え? そんな話でしたか?」



「兎に角みなさん、はやく会議を始めましょう。
 私たちがこうしている間にも時は流れ、前線では将兵が血を流しているのですから」


「ふむ、そこの皿運びの言うとおりだ。
 君。この1ドル札で、ご両親においしいものを食べさせてあげなさい」


「いい加減にしろよ! 俺は皿運びじゃねえ。
 それにあんたケチだな!」


「現在、われわれが直面している敵はアフリカに落ち延びた英仏軍だ。
 これは早晩、手も無く捻り潰せるであろう。
 わが軍は既にスエズ運河東岸に展開を終えており、命令一下ただちに北アフリカを制圧出来る。
 南アフリカには米軍が上陸しているしな」


「おいおいジャップ。
 俺たちアメリカはドイツとも戦争状態なんだぜ。
 日本と中国はいつ対独宣戦してくれるんだい?」


「そんなものアメ公の勝手ある」


「そうだ。いずれヒトラーと決着をつけなければならないが、今はそのときではない。
 いま叩くべきはソ連だ」


「ソ連だと? しかしソ連は同じ社会主義国だぞ」


「いまやスターリンの敗北は決定的である。が、この時決してドイツに渡してはいけないものがある。それはバクー油田だ。
 よってドイツがスターリングラードを落とし、バクーに迫ったら、我々は対ソ宣戦布告し、バクーを占領下に置く。これでバクーの石油がドイツの手に渡ることはない」


「そしてその石油は、日本、そして中国が独占するというのだな?
 悪魔め、人間の皮を被った悪魔め――。
 貴様らの血は何色だーッ!」


「浅野どの! 殿中にござる! 殿中にござるぞ~っ!」


「――結局イギリスはどうなるんでしょう……」



「こうしてエルサレム会議は、世界の様々な地域の運命を決定して、終了したのでした」


「既に自由主義は滅びていますから、どちらにしてもナチズムの時代が来るか、社会主義の時代が来るか、ですね」


「ろ、ろくなもんじゃねぇー……」

コメント


この記事に対するコメントの投稿



*ようこそ、トラブルシューター。*

Computer:
 このコメントフォームに「/」を重ねて書くことは反逆です。
 URL欄にアドレスを入れる者は、恐らく反逆者以外にはいません。

 市民の幸福は、コメントを書き、Computer に奉仕することです。
 あなたはComputer の仕事に感謝して、喜んでコメントを書きますね?
 そうしないことは反逆です! 直ちに処刑の対象になります!!
 
















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://aqira.blog61.fc2.com/tb.php/123-d7712c8f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。