革命国家が勝利に向かって前進する玉川上水のブログ

駿河南海軍工廠の後継。近現代史小説を中心に掲載。

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Category :  小説
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「こんにちは、沼田さん」
「やぁ、佐倉井君」
「今日ですが、すこし困ったことがありまして」
「うん」
「それで、どうしようか悩んでいるのですが」
「そりゃぁ君、決まっているだろ」
「沼田さんも、そう思いますか」
「その場合、手はひとつだと思うがな」
「なるほど」
「ほかに腹案があるなら、言ってみなさい」
「はい。実は、こうも考えていたところです」
「ふむ。そういうことも、確かに考えられるな」
「でしょう」
「しかしそれは、そのように思ってはいても、現実にはこのようになることが多い」
「やっぱりそうなんですか」
「面白いことに、あそこでは、あれがこうなると、そうなるのが常識というか」
「普通なんですね」
「そうなのだ。ちょっと考えにくいことではあるが」
「なるほど」
「ところで、その困っていることというのは何かね」
「あ、はい」



 
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テーマ:短編小説 - ジャンル:小説・文学

コメント


「実は沼田さんが本当にそこにいるのかと悩んでいまして」
「ふうむ.妙だな.なぜそう思うのかね?」
「なぜって…僕が話す前から内容を知っているようですし」
「佐倉井君も承知だろうが,それは思考を圧縮して伝達する技術のおかげだ」
「圧縮してあるから一瞬で伝わって意識しない.とおっしゃりたいのでしょう?」
「その通りだ.今ではごくありふれた技術だ,そう思ったので数行前から無圧縮で話をしているが,気付いたかな」
「ええ.ですが,それは沼田さんが僕の妄想ではないことの証明にはなりません」
「そうだとして,そのどこが困るのだね」
「どこと言われても困りますが,現実感がありません」
「君は困ってばかりだな.好きかね.困るのが」
「嫌いです.現実感が無いのです」
「現実感が無い…ね.それはそうだろうな」
「どうしてですか」
「知っているくせに知らないふりか.それとも口に出したくないのかな」
「僕が何を知っていると言うんです」
「いちいち口に出さなくてもわかるよ.私がわかっているんだから.ほら」
2007/11/09 15:25URL  「い」 #6y6JeEAQ[ 編集]


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