革命国家が勝利に向かって前進する玉川上水のブログ

駿河南海軍工廠の後継。近現代史小説を中心に掲載。

Category :  スポンサー広告
tag : 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category :  大本営発表
tag : 

 原付の話がたびたび出ている。

 うちはバイクサイトでは、ないが
 一応、紹介だけはしておかねばならんような、気がしている。

 こちら

 こころゆくまでお読みください。

 引渡し後、これまでは
 様子見を兼ねて、出勤に使ったり、買い物に使ったり
 ようするに速い自転車、くらいの運用しかしてこなかったが
 今日はでかける。
 静岡へ行く。

 わたしは、静岡県在住、といつも軽々しく書いているが、
 なにも静岡市に住んでいるわけではない。
 そこから二〇キロほど離れた、藤枝村というところで、のどかに暮らしている。

 オフ会などで、みんなで静岡にあつまると
「地元民」
 ということで、たいへん頼りにされ、それは私もまんざらでもないのだけれど、
 実際には静岡市街など、何の土地勘もないうえに、
 歩くのだけが早いので、傍目にはズンズン歩いて、頼もしく見えるかもしれんが
 その先にあるものについては、じつは何もしらぬ。
 と、云うことがよくあるのだった。

 まぁそんな感じ。
 要するに静岡市という土地は、いかな県民のわたしと云えど
 そうそう頻繁に行くものでもなし、詰るところそこは
 外国にも等しい。

 そして今日は、そこへゆくのだ。
 というか、まぁ、もう行って来たんですけどね。
 いまから、そのことを書くわけです。

 たのしみですね。

 



 十時にセットした目覚ましが、鳴らず
 十時半に起きる。
 いきなり、ろくでもないスタート、だけれども
 めげないで、頑張る。

 そのくらい自発的に起きるべき、という意見もあるが
 そのへんは内閣で審議のうえ、決めていきたいと思う。

 着替え。
 歯を磨き、顔を洗う。そのあいだ中、
「もう、戻って来られないのでは、ないだろうか」
 そういう考えが、ずっと、頭にあった。

 たかだか、往復四〇キロの道のりでは、あるが
 自らが運転をして、しかも原付で走ってゆく、などという経験は
 いまだかつてないことなのだ。

 原付とはいえ、ヤマハRD50は、マニュアルクラッチ、マニュアルギアの
 本格的原付スポーツ。
 数週間乗った程度のわたしには、まだまだ、手に余るところも多い。

 途中で、故障などしないだろうか……。
 トラックに踏まれたら、いやだなぁ。
 不安はつのる。

 そのうち、用意が整ってしまった。
 よいせ、とシートにまたがり、イグニッション、オン。
「コンタクトッ」
 キック一発で、かかった。


 ルートとしては、たいした難所はない。
 いわゆるバイク好き、クルマ好き、の人々からしてみれば
 これほど退屈な道も、きっと、まれであろう。

 しかしこちらは事情が事情。
 初めて原付で、市外に出るのだ。
 ドキドキしている。

 気象条件は、おおむね良好。
 さいわい、好天に恵まれた。
 多少風があり、横風で煽られて、ともすればフラつきそうになる位が
 問題といえば、問題だ。

 国道一号線を、東に向かい、走っていく。
 案内板に「静岡駅」と表示しているバスが、走っており、
 往路はほぼずっと、こいつと一緒だった。

 視界は遮られるし、バス停で止まるし
 追い抜いたと思ったら、また追い付かれるしで
 とても、邪魔っ気だった。
(バスの運ちゃんも、きっと、同感だったろうと思う)

 そうやって走っていくと、
 あるとき、突然道の感じが変わった。

 バイパスと合流したのか?
 道が広くなり、みんな飛ばしている。
 考える間もなく、巨大なダンブカーが、私の数センチ右を、轟音とともにすり抜けていった。

 やがて、毛色のちがう標識が、いくつか見えてきた。
 それで、ちょっとドキリとする。
 トンネルだ。

 病気自慢をするわけではないが、わたしは、光過敏症の気があって、
 トンネルみたいなところは、特に、苦手とするところ。

 今回静岡に行く目的も、そのことで月一の診察を受けに行くところに、あるのだ。
 大丈夫だろうか……。
 だが、ほかに道らしいものは見えない。

「ええい、南無三ッ」

 トンネルに入った。
 自分で運転して、トンネルに入るなんて、
 エースコンバットを思い出すが、今日はそれがリアル。

 中は暗くて、どこまでが車道で、歩道か、境目がよく見えない。
 あんまりのろのろ走っていて、追突されても面白くないし
 早く出たいのもあって、無意識のうちにスピードを出していた。

 そんなに出した覚えはないが、六〇キロくらい、出ていたらしい。
 あぶない、あぶない。

 そのうち行く先に、白い光が見えてくる。
 それが出口だった。


 

 出発前、はるけく遠く思えた静岡も
 トンネルを抜けると、すぐそこ、のところだった。

 時間にして、三〇分ちょっと。
 電車だと、これが二〇分で、ほかに待ち時間や、駅へ赴く時間もあるので
 実質的には、大した違いはなかった。

 駐輪スペースが限られるくらいが、問題で
 あとは、事故にさえ気をつけるならば
 静岡までの電車往復代八〇〇円+バス往復代七〇〇円=一五〇〇円は
 ガソリンを満タンに入れても、お釣りが来る勘定。

 けれど、そんなことよりも、何よりも
 原付は、走っていることが、楽しい。
 ただの「移動」ではない楽しさが、原付というものには、あるようだ。

 それこそが、この安っぽい乗り物の、大きな価値ある、魅力ではないか……。
 そんなことを考えつつ、所用を済ませ、今日は帰路についた。

コメント

活人剣
> もう、戻って来られないのでは、ないだろうか

ワタシの長い経験から申し上げますと,そういう心持ちがあるうちは大丈夫なものですな.
これが心狎れて軽んじる気持が芽生えて来ると,文字通り足を掬われる.悪くすれば命を奪われる事もないではない.
どうやら,そういうところは刀と似ておるようであります.
2008/09/11 12:07URL  「い」 #6y6JeEAQ[ 編集]


 むかし、水泳を習い始めた頃を思い出します。
 次は富士宮のチハを見に行くぞ。
2008/09/12 15:29URL  早池峰山 #Iu2BPJvY[ 編集]


この記事に対するコメントの投稿



*ようこそ、トラブルシューター。*

Computer:
 このコメントフォームに「/」を重ねて書くことは反逆です。
 URL欄にアドレスを入れる者は、恐らく反逆者以外にはいません。

 市民の幸福は、コメントを書き、Computer に奉仕することです。
 あなたはComputer の仕事に感謝して、喜んでコメントを書きますね?
 そうしないことは反逆です! 直ちに処刑の対象になります!!
 
















この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://aqira.blog61.fc2.com/tb.php/384-0f878d06
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。